飛んで曲がらないスイングはブライソン.デシャンボーから学ぼう
【出典:https://golf.com/】

飛ばして曲がらないスイングがしたいゴルファー「ブライソン.デシャンボーが注目されているけど、どんなスイングなのか知りたいな。飛んで曲がらないスイングのブライソン.デシャンボーのどこを参考にしたらいいのかな?」
こんにちは宮下芳雄です。
さて、先日に下記のツイートをしました。
B.デシャンボーは近代スイングの代表している。しかし、10年前くらいは全く逆のことがゴルフレッスンで言われていました。
・左肩は開くな
・腰を開くと振り遅れる
・左足はズラさない
・ヘッドを走らせろ
・アームローテーションで飛ばせまだ、こんな感じでスイングしていたらヤバイかもです。 https://t.co/3tT09Op8Wq
— 宮下芳雄@ゴルフライフビルダー (@yoshiomiyashita) July 7, 2020
B.デシャンボーは近代スイングの代表している。 しかし、10年前くらいは全く逆のことがゴルフレッスンで言われていました。 ・左肩は開くな ・腰を開くと振り遅れる ・左足はズラさない ・ヘッドを走らせろ ・アームローテーションで飛ばせ まだ、こんな感じでスイングしていたらヤバイかもです。
ゴルフで言う、「昔の常識は今の非常識」の解説です。
現代ゴルフに合った、体に負担の少ないスイングで楽にボールを飛ばしましょう。
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飛んで曲がらないゴルフスイングをブライソン.デシャンボーから学ぶ
繰り返しですが下記の通りです。
- 左肩は開くな
- 腰を開くと振り遅れる
- 左足はズラさない
- ヘッドを走らせろ
- アームローテーションで飛ばせ
まだ、こんな感じでゴルフスイングしていたらヤバイかもです。
これを順序立てて、詳しく説明していきます。
「左肩は開くな」は古い?
ブライソン.デシャンボーは左肩を開いてスイングをしています。
正確にはブライソン.デシャンボーだけでなくPGAツアー選手の多くが、左肩を開いてスイングをしています。
言葉を言い換えると体の回転を使いスイングしているのんですね。
じつは私も昔、左肩を開かないでスイングをしなさいと教わっていました。
その時に「何か窮屈だな…」「スイングが詰まるような気がする…」と感じながらも左肩を開かないようにしていたんです。
ちなみに左肩を開かないとスイング軌道は…
- ストレート軌道(クラブヘッドを直線的に振る軌道)
- インサイドアウト軌道(バックスイングを内側へ低く上げて、フォロースルーを外側へ高く振る軌道)
このどちらかの軌道を描きやすくなります。
この2つの軌道でスイングをすると物理的にクラブフェースが開きやすくなると言われています。
出典:https://golfdigestme.com/bryson-dechambeau-has-a-secret-but-its-no-secret-that-hes-playing-better-and-leading/
そんなこともあり左肩を開かないスイングではアームローテーション(手、腕を返す動作)を組み合わせないとボールが右へ飛びやすくなるのです。
反対に左肩を開きながら(回転しながら/インサイドイン軌道)スイングをすると、物理的にフェースは閉じやすくなると言われています。
結果としてボールが捕まり、右方向へボールが飛びにくくなるのです。
なので、ブライソン.デシャンボーのように左肩を開いてスイングをした方が良いと私は考えています。
「腰を開くと振り遅れる」は間違い?
ブライソン.デシャンボーは腰も開いて(骨盤を回転させて)スイングをしています。
すでに肩の開きのお話で説明したように体を回転させることで、ボールは右へ飛ばなくなります。
つまり、物理的に右へボールが飛びにくくなるのです。
しかし、実際には多くのアマチュアゴルファーさんは右へのミスが多いですよね。
これは腰が開くことが原因なのではなく「クラブフェース」「手首」が原因だからです。
具体的には下記の2つのことをおこなう必要があります。
- バックスイングをシャットフェース(フェースを開かない動作)で上げる
- トップポジションで掌屈(左手首を手の平側へ曲げる動作)する
出典:https://golf.com/gear/golf-apparel/buy-dustin-johnsons-look/
これらの動作を分かりやすく行っているのが、ダスティン.ジョンソンや渋野日向子プロですね。
そんなこともありブライソン.デシャンボーにように腰を開いて(骨盤を回転させて)スイングをしてほしいのです。
「左足はズラさない」はできない?
ブライソン.デシャンボーの左足はズレるどころではなく、1回転しそうなくらいに左つま先が動きます。
ひと昔前は「左足はズラさないようにスイングしろ!」とよく言われていました。
「左足はズラさないようにスイングしろ!」は、一見すると正しいように思えますが、
骨盤の回転を強く意識すると左足がズレないようにスイングをすることが難しいことに気が付くはずです。
「ヘッドを走らせろ」では怪我をする?
ブライソン.デシャンボーのヘッドスピードは60m/s近く出ていますが、この数値は骨盤の回転によるものとのことです。
日本では昔から「ダウンスイングでヘッドを走らせろ」「ダウンスイングでは腕を速く振れ」とよく言われてきました。
これ自体は間違いではありませんが、体の回転を止めて腕を振るスイングは体に負担が掛かり怪我(腰、肩、手首)の原因になるのでオススメできません。
正しくは「骨盤の回転→胴体の回転→肩の回転→腕の振り」の順番(専門用語で運動連鎖と言います)でダウンスイングをすることが理想です。
つまり腕を主導的に振るのではなく骨盤や胴体の回転動作のあと、受動的に腕を振るスイングが正しのです。
「アームローテーションで飛ばせ」は昔の話?
ブライソン.デシャンボーはアームローテーションをほとんど使っていません。
じつはアームローテーションは飛ばしのテクニックの一つでした。
しかし、フェースの開閉を大きく使と、インパクトでのタイミングをとることが難しくなります。
「飛距離は出るけど、方向性が安定しない」「飛ぶけど曲がる」のはここに原因があることが多いいのです。
そこでブライソン.デシャンボーのスイングをもう一度見てください。
- 飛距離については骨盤の回転で強化
- 方向性についてはアームローテーションをかなり抑えることで精度を向上
つまり、ブライソン.デシャンボーは飛んで曲がらないスイングをしているのです。
なので、彼のようにアームローテーションをあまり使わないでスイングをアマチュアゴルファーさんにしてほしいのです。
というわけで、今回は以上です。
現代はSNSやYouTubeで海外の最先端のスイング情報を知ることができます。
あとは、ゴルファーのみなさんが、行動するかしないかで結果がかわります。
最後に彼が使っているアイアンを紹介して記事を終わります。