【スライスが直る】ゴルフ中級者の悩み、シャフトクロスの直し方3選【方向性が安定する】
2022.05.09更新
こんにちはプロゴルファーの宮下芳雄です。
今回のテーマは「シャフトクロスの直し方」です。
トップポジションで、クラブシャフトが目標より右を向いてしまうアレです。
クロスシャフトに悩むゴルファー「先輩にシャフトクロスを指摘されたけど直し方は教えてくれなかった。シャフトクロスはダメなのは、なんとなく分かるけどなんでダメなの?」
そんなことでお悩みのゴルファーさんの疑問にお答えします。
今回の目次は3つです。
本記事の目次
- シャフトクロスとは?
- シャフトクロスは何がいけないのか?
- シャフトクロスの直し方
この3項目で記事をお届けします。
ではスタート!
YouTube動画で詳しく解説しています
動画なので情報量が多くて分かりやすいです。
ゴルフ初心者の方でも簡単にシャフトクロスの直し方を理解して頂けると思います。
シャフトクロスって何?
シャフトクロスとは、トップの位置でクラブが目標線より右を向いているトップポジションの位置のことを言います。
ちなみにシャフトクロスの反対のことをレイドオフって言ったりします。
シャフトクロスになってしまう原因とは?
結論、シャフトクロスの原因は、3つあります。
このあと順序立てて説明していきますね!
①過剰にインサイドにバックスイングしている
理想的な軌道よりもインサイドへクラブを上げ過ぎてしまうとシャフトクロスになります。
その理由は、インサイドに上げ過ぎるとバックスイングが途中で詰まってしまい
その反動で急激に上方にクラブを上げる動作が生じてしまうからです。
②右肘の使い方が悪いから
具体的には、右肘が体から離れてしまったり、外側にはずれてしまうことが主ね原因です。
さらに肩甲骨周りの柔軟性が悪いゴルファーさんが、無理にトップポジションを大きくするとシャフトクロスになったりもします。
③肩、腰を回転させ過ぎている
じつは肩、腰には理想的な回転角度があります。
具体的に言うと肩90度、腰45度が理想と言われています。
こう言うと「ゴルファーの柔軟性によって変わるのでは?」と思う人もいると思います。
たしかにその通りです。
肩90度、腰45度は、目安なので100%ではありませんが目安として覚えておいてください。
ここで大事なのは、クロスシャフトで悩んでいる人は、肩90度、腰45度の値を越えないようにすることです。
スマホなどでスイングを撮影してこの3つの原因を踏まえたスイングチェックしてみてくださいね!
合わせて読んでほしい記事
シャフトクロスは何がいけないのか?
ずばり言ってしまうとミスショットが出やすいからです。
具体的なミスを紹介していきましょう。
- ダウンスイングがインサイドから下りてきてダフリが多くなる
- インサイドからクラブが下りて、結果的にフェースが開きやすくなり右へのミス
- ダフリ、右へのミスを警戒して、逆に引っ掛け、アウトサイドイン軌道でスライスのミス
そんなこともありシャフトクロスは、あまりよくないと言われているんです。
でもこういうと「PGAツアーのM.ウルフはシャフトクロスで、上手く打って飛距離も出しているけど・・・」と感じる方がいるいかもしれませんね。
じつはシャフトクロスでスイングしているプロも多くいます。
とくにドラコンのプロは、シャフトクロスをテクニックとして使い、人並み外れた飛距離をだしています。
それについては、またの機会に詳しく説明させてくださいね。
つまり、シャフトクロスは100%悪いわけではありませんが、
限られた時間の中で安定したゴルフをしたいと考えているは直す必要があると私は思っています。
シャフトクロスの直し方
結論ポイントは3つです。
- バックスイングをインサイドへ上げ過ぎない
- 腰の高さから右肘を内側へしぼりながらバックスイングする
- 肩90度、骨盤45度を目安に体を回す
- バックスイングだけの素振りを繰り返す
自主練習でこの4つを意識してフォーム作りしてみてください。
すぐにシャフトクロスは、直らないと思います。
焦らず皆さんのペースでコツコツ継続練習を頑張ってくださいね!
バックスイングについて、さらに掘り下げた情報は過去記事の中で紹介しています。
興味のある方は、【簡単】ゴルフ初心者でも分かるバックスイングの上げ方【基本基礎を解説】からご覧ください。
今回は「シャフトクロスの直し方」をお届けしました。
初心者ゴルファーさんには少し難しい内容でしたが、ゴルフ上達のために知識として知っておいてほしいことをお届けしました。
ではまた次回です。
Have a nice golf!
さよなら~