【簡単】マスターすればゴルフが楽になるユーティリティの打ち方とコツ【クラブの選び方も解説】
2022.09.30更新
こんにちはプロゴルファーの宮下芳雄です。
今回はユーティリティの打ち方についての記事をお届けします。
こんな方いませんか?
そもそもユーティリティってどんなクラブなのかな?
自分に合ったユーティリティを教えてほしい
ユーティリティの打ち方が分からなくて悩んでいる
そんなゴルファーさんは、今回の記事を最後まで見てユーティリティについての知識を高めてくださいね。
そしてユーティリティが打てるようになるポイントやヒントをぜひ見つけてください!
※YouTubeでも詳しく解説しています
ユーティリティはロングアイアンが打てない人のために開発された
もともとユーティリティは、ロングアイアンが打てないアマチュアゴルファーがロングアイアンの代わりに使うのが常識でした。
そんなこともあり女子プロがユーティリティを使うことはあっても、男子プロが使っていることはあまりありませんでした。
しかし、現在ではPGAツアーのパワーヒッターでもユーティリティを使用することが増えています!
そして2021年マスターズを優勝した松山英樹プロも、PGAツアーを代表するパワーヒッターでありながらユーティリティを使っているプロゴルファーの一人です。
これはパワーがある選手が使ってもボールが吹き上がり過ぎることなく、さらに左へ引っかけにくいヘッドデザインの開発、さらにはユーティリティ専用に開発されたシャフトが発売されるようになってきたからだと言われています。
そこで読者の皆さんが気になるのが…
自分に合ったユーティリティのヘッドデザインや番手の選び方を教えてほしい
だと思います。
次の項目から順序立てて詳しく説明しますね!
エンジョイゴルファーに合ったヘッドデザインの選び方は?
ずばり言ってしまうとボールが上がらないゴルファーさんは重心震度の深いヘッドデザインを選びましょう。
ちなみに重心深度の深いヘッドデザインのユーティリティの特徴はソール幅が広くフェースから後方までの距離が長いヘッド形状のクラブです。
そんなこともあり初心者ゴルファーさんやヘッドスピードが遅くボールが上がりにくいゴルファーさんは、
ずばりソールの広いユーティリティを使ってください!
反対にボールが吹き上がったり弾道が高過ぎる経験者のゴルファーさんは、アイアンタイプのユーティリティやソール幅が狭いヘッドデザインがオススメです。
とくにパワーがある男性やゴルフ上級者の方はアイアンタイプのユーティリティがお勧めですね。
その理由は、ソールの幅が狭いとインパクト時にロフト角が小さくなりやすくなるので、ボールの上がり過ぎを防ぐことができるからです。
そんなこともあ自分のゴルフキャリアや球筋を踏まえてユーティリティを選んでほしいですね。
ユーティリティの打ち方の基本基礎
3つ目はユーティリティの打ち方を紹介します。
まずはアドレスから紹介しましょう。
ユーティリティのスタンス幅
スタンスは肩幅程度が基本です。
言い方をかえると7番より少し広めのスタンス幅で大丈夫です。
ユーティリティの体重配分
体重配分は左右の両足均等にかけてください。
さらにスタンスの向きははスクエアにしましょう。
つまりクローズスタンスやオープンスタンスではなく、目標に対して真っすぐ構えることが基本です。
ユーティリティーのボール位置
ボールの位置は7番アイアンよりボール1個、あるいは1個半左足寄りに置きましょう。
その理由は、ソールを滑らするようなインパクトができるからです。
しかし、こう私が言うと…
私は打ち込んだ方が上手く打てるけど
と思う方もいると思います。
そんな方は、そのままで大丈夫です。
しかしユーティリティが上手く打てないで悩んでいる人は、ボールを左へセットしてソールを滑らせるイメージのスイングをしてみてください。
くわえてソールを滑らせるスイングをするにはバックスイングの始動10センチを低く上げてみましょう。
これによりダウンスイング時の入射角度(クラブヘッドがボールへ向かって降りてくる角度)が鈍角になります。
そんな理由でユーティリティは、ソールを滑らせるスイングをすることが大切なのです。
ユーティリティの番手の選びが分からない
次に多い質問がユーティリティの番手選びです。
なにを基準にユーティリティの番手を選べば良いのか分からない
そんなゴルファーさんが多いかもしれませんね!
私個人の意見ではありますが2点アドバイスをさせて下さい。
①ユーティリティをロングアイアンの代わりに使う場合
例えば4番アイアンの代わりにユーティリティの4番を入れる場合です。
ここでの注意点は、アイアンと同じロフト角度でユーティリティを選ばないことです。
じつは同じロフト角度のアイアンとユーティリティを比べると、アイアンよりユーティリティの方が飛距離が出てしまうのです。
その理由は、UTユーティリティのヘッドデザインやシャフト自体が長いことにより飛距離が出やすくなるからです。
具体的には4番アイアン(約22度)の代わりにユーティリティを選ぶとしたら、5番のユーティリティ(約26度)を選ぶことを個人的におすすめします。
②ユーティリティを「お助けクラブ」として使う場合
傾斜やラフなど難しい状況で「お助けクラブ」として使っているゴルファーさんも多いですよね。
ティーショットを打ったあと「トラブルかも?」と判断したときに、とりあえずUTユーティリティを持っていこうと考える方が多いはずです。
こういった難しい場面ではボールが上がりやすいヘッドデザインでボールが上がりやすい番手のユーティリティを選ぶことが重要です。
具体的なヘッド形状は、「ソール幅の広いフェアウェイウッドタイプ」のユーティリティが良いですね。
さらに番手は5番、6番のユーティリティがちょうど良い私は考えています。
最後に
今回はユーティリティの打ち方と番手選びについて説明をさせて頂きました。
読者さんがユーティリティに対しての知識を高め、自分に合ったクラブを選びを理解していただけたとしたら私としてもうれしいです。
これからの季節、特に夏場はラフが深くなってくることもありユーティリティが武器になるはずです。
ユーティリティを強い味方にして楽しいラウンドをしてきてくださいね!
ではHave a nice golf!
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