アイアンを上手く打つにはハンドファーストを身に付ける

アイアンを上手く打つにはハンドファーストを身に付ける

アイアン苦手のゴルファーさん「そもそもハンドファーストってなんだか分からない。ハンドファーストでスイングしたほうがいいと先輩にいわれたんだけど。」

今回はそんなゴルファーさんのお悩みを解決します。

こんにちはプロゴルファーの宮下芳雄です。

この記事を書いている私はゴルフ歴35年、2000年にプロテスト合格、ラウンド/コースレッスン歴は16年で3600回ほど開催しています。

ではご覧ください。

ハンドファーストってなに?


ハンドファーストとは手元(グリップ)がクラブヘッドより先行してインパクトできているスイング動作のことを言います。

さらに掘り下げて説明をすると手元が先行しながらクラブシャフトと左腕がほぼ一直線になってインパクトしているスイング動作のことをハンドファーストと言います。

つぎはハンドファーストにすると、具体的に何がいいのか?を説明していきましょう。

ハンドファーストは何がいいの?


ハンドファーストにスイングすると、良いことが多くあります。

代表的なものを3つ紹介しましょう。

ミスショットが少なくなる

結論から言ってしまうとダフリやトップ、右へのミスなどが少なくなります。

具体的には「アッパースイングでのトップボール」「フェースの開きにより右へのミス」「コッキングのほどけによるダフリ」などを予防することができます。

バックスピンが掛かる

ハンドファーストにスイングするとクラブヘッドを打ち込むことができます。

これによりダウンブローでスイングすることができ、結果として打球へ強いバックスピンを掛けることができるのです。

バックスピンの掛かったボールを打ちたい人はハンドファースでスイングをしましょう。

低くボールを打つことができる

中級者ゴルファーさんの中には打球が上がり過ぎることに悩んでいる方が少なからずいます。

じつはこの悩みをハンドファーストが解決してくれるのです。

ハンドファーストを意識するとフェース面が下を向きロフト角通りの弾道になるのです。

とくにショートアイアン(8番アイアン~サンドウェッジ)は、

もともとボールが上がりやすいクラブなので、ハンドファーストを意識したいですね。

じつはハンドファーストにすることで他にも良いことが多くあります。

例えば「手首を痛めにくくなる」「左へミスしにくくなる」など・・・。

ハンドファーストにすることで多くの悩みを解決することができるはずです。

あわせて読んでほしい記事

ハンドファーストはどう練習したらいいの?


ハンドファーストを身に付けるための方法を3ステップで紹介します。

①左サイドへ体重移動してスイングする

これによりスイング軸が右へ傾き過ぎてしまうスイングエラーを予防することができます。

結果として「すくい打ち」を抑制する効果があり、ハンドファーストでボールを打つことができます。

とくにダフリとトップ、両方のミスが出てしまうゴルファーさんは左サイドへの体重移動に気を付けてハンドファーストの練習をしましょう。

②ダウンスイングでコッキングをキープする

コッキングをキープしながらダウンスイングすることが大切です。

その理由はコッキングがほどけるとハンドレイトになってしまい、ダフリもトップも出てしまうからです。

こう書くと「コッキングはずっと保ったままで打つの?」「リリースはしないの?」などと思う人がいると思います。

たしかにダウンスイングからインパクトにかけてコッキングは少しずつリリース(コッキングをほどき始める動作)します。

しかし、現実的には早くコッキングをほどいてしまうミスの方が多いのです。

インパクトまでコッキングをほどかないでスイングするイメージで大丈夫です。

そんなこともあり、トップポジションでできたコッキングを保ちながらダウンスイングすることが大切なのです。

③骨盤の回転を主導的におこなう

ずばりダウンスイングで骨盤の回転を主導的におこないましょう。

ゴルフスイングをシンプルに言ってしまうと「腕の振り」と「骨盤の回転」の組み合わせです。

そしてダウンスイングで骨盤の回転が不足し、クラブヘッドが先行しやすくなってしまうとハンドファーストがやりにくくなってしまうのです。

さらに骨盤を回転させると左サイドへ体重移動がしやすくなり、ハンドファーストでスイングをしやすくなります。

みなさんもこの記事を参考にハンドファーストを身に付けましょう。

ハンドファーストに挫折した人は道具で悩みを解決しよう


結論から言ってしまうとハンドファーストでスイングが出来ない人はやさしいクラブを使いましょう。

例えば「PING G710 アイアン」「テーラーメイド SIM MAX アイアン」なんてクラブはハンドファーストでなくても良いショットが上手く打てたします。

練習時間が無い人にもオススメですね。

今回は以上です。

Have a nice golf!

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